Medical
歯磨きや洗口液だけで安心していませんか?歯磨きや洗口液だけでは歯周ポケットの中の菌を完全に除去することは出来ません。
歯の表面には、バイオフィルムという虫歯や歯周病の原因菌の住みかになっている細菌膜があります。
バイオフィルムとは粘性のある細菌膜の総称で、台所やお風呂の排水溝のヌルヌルした汚れもバイオフィルムです。排水溝のヌルヌルが水で流しただけでは簡単に取れないのと同様に、歯のバイオフィルムも簡単には除去出来ない上に、歯ブラシだけでは届かない、歯の隙間や歯周ポケットの中にまで潜んでいます。歯ブラシの届かない場所にあるバイオフィルムには、バイオフィルムの中で抗菌物質を作って内側から病原菌を破壊することが有効です。
身体の内側からバイオフィルムに対抗するための治療が「バクテリアセラピー」です。
バクテリアセラピーは、ヒト母乳由来のプロバイオティクスである「L.ロイテリ菌」という乳酸菌を体内に取り込み体質を改善します。
現代人は8人に1人しかロイテリ菌がいないと言われています。
「人体によい影響を与える微生物」の総称で、たとえば乳酸菌の一種であるビフィズス菌・ラブレ菌・ブルガリア菌や納豆菌などもプロバイオティクスです。
善玉細菌であるプロバイオティクスを摂取することで体内環境が整い、健康を維持することができます。現在も研究が盛んに行われており、様々なプロバイオティクスが発見されています。
当医院では数種類のプロバイオティクス:善玉細菌(乳酸菌)を用意しています。
口腔内では虫歯菌・歯周病菌の発育を阻止する作用があり、腸内では腸内環境の改善へと働きかけます。
歯周病菌の除去
バクテリア
セラピー
免疫力の向上
人体常在菌には大きく分けて善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3種類があります。
腸の中にはこんなにたくさんの菌が住んでいます。
菌質は体質です。善玉菌を増やして、
悪玉菌を減らすことが健康へのカギとなります。
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母乳に含まれるL.ロイテリ菌は、新生児の腸内に最初にコロニーを作る菌であり、
消化管全体に強固な体内常在菌環境を形成すると考えられています。
歯周病菌や虫歯菌(ミュータンス菌)の発育抑制が確認されています。
また、口臭の原因菌を抑制する効果も確認されており、臭いをごまかすのではなく原因を徹底的に断ちます。
L.ロイテリ菌の摂取で、乳児のアトピー性皮膚炎の緩和が確認されています。
日本人の2人に1人が感染していると言われる、ピロリ菌にも効果を発揮します。そして、腸内の環境が整うことで腸の運動量増加につながり、便秘改善にも効果的です。
L.ロイテリ菌が体内で悪玉細菌に対抗することにより、体質が改善され免疫力アップにつながります。