Periodontal disease
歯垢(プラーク=細菌の塊)の徹底的除去が、歯周病治療における原因の除去(治療の原則)です。
しかし、歯ブラシだけでは除去できない歯周ポケット内の細菌もいます。除去しきれない歯周病菌に対しては、身体の免疫力を高めることで対抗できます。中垣歯科の歯周病治療は「歯周病菌を安全に、効率よく、徹底的に除去する治療」「歯周病菌に対抗するため免疫力を高める治療」です。
肉眼レベル(磨き残し)の除菌
顕微鏡レベル(位相差顕微鏡)の除菌
遺伝子レベル(PCR法)の除菌
歯周病菌を減らし、免疫力を上げることで、
歯周病になりにくい体質へと変化します。
横にスワイプしてご覧下さい
レッドコンプレックスと呼ばれる歯周病菌極悪3菌種の
感染がある場合、
歯石取りの前に徹底的に除菌しておくことが
歯と血管と身体のために重要です!
例えば、指にトゲが刺さった時、まず何をするでしょう?
消毒して清潔にしてから、トゲを抜きますね。トゲの刺さった患部が汚れたまま安易にトゲを抜くと、傷口からバイ菌(細菌)が体内に侵入する危険があるからです。
歯石取りも同じです。歯石取りも安全に行うための準備があるのです。
歯肉が腫れていて黒い歯石が見えます。
腫れている歯肉は傷付きやすく出血しやすい状態で、その中を穿って歯石を取ると痛いうえに歯肉が傷付きやすいです。
歯肉が傷付けられると、傷口から悪玉細菌が体内に侵入して血流に乗って全身を巡り(菌血症)、血管と全身の臓器にダメージを与えるので非常に危険な行為です!
歯肉の腫れが治まり歯肉が健康的に引き締まったことで、歯肉の中に隠れていた歯石(黒色)が歯肉の上(歯肉縁上)に出てきました。歯肉の腫れが治まったことで傷付きにくくなりましたが、なにより口腔内が綺麗(悪玉細菌が激減し、善玉細菌優位)になったことで、歯石を取る時にもし歯肉を傷付けても悪玉細菌が体内に侵入するリスクが激減しました。
安全に歯石を除去することができます。
●治療前にほとんどの歯周病菌極悪菌の数が基準値を超えていたが、3週間後の
●治療後には基準値以内に収まった
位相差顕微鏡検査、
遺伝子検査ともに顕著に改善!
安全な歯石取りの
準備ができました!
歯石の表面は軽石の様に粗造で、歯垢が付きやすく取りにくいです。歯根面が滑沢となったことで歯垢が付きにくく、除去しやすくなりました。
歯石は歯垢(プラーク=細菌の塊)が石灰化したもので、歯と歯肉の境目に硬くこびりつきます。歯石の表面は軽石のように粗造で歯垢(プラーク=細菌の塊)が付きやすく取りにくくなるため、除去すべきものです。しかし、歯垢(プラーク=細菌の塊)と比べると毒性がはるかに低く、歯周病菌が蔓延する口腔内においては、細菌が歯周ポケットの深部へと侵入するのを防ぐバリヤーの役目を果たしているともいえるのです。
安易に歯石取りを行うのではなく、安全かつ効果的な順序を踏んで、
歯石取りを行うことが大切です。