History
理想の歯周病治療に辿り着くため30年間研鑽・模索し続けたからこそ
自信を持って患者さまに安心で安全な歯周病治療が提供できるのです。
歯周病が進行すると、咀嚼だけでも歯ぐきから出血します。
その出血箇所から歯周病菌が血管に侵入し、全身を巡ると…。
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血液内に歯周病菌が混じっていて、輸血を受けた患者さんに重篤な症状を起こす可能性があるからです。ということは、献血をする人(歯石取りを受けた人)本人の身体にも、重篤な症状を起こす可能性があります。
特に歯周病の全身への悪影響はどんどん明らかになってきていますので、歯周病の克服は大きな課題です。
しかし、残念ながら日常のケアをするだけでは、歯周病はなかなか治らなかったり、
管理していくことが難しいのが現状です。
歯周病治療において一番重要なことは原因菌の除去です。歯石を除去することが原因除去ではありません。
一般的に行われている安易な歯石取りは、歯周病が治らないばかりでなく、歯周病菌を身体中に広げ、
動脈硬化や様々な全身疾患を引き起こしてしまう恐れもあります。
日本歯周病学会認定 歯周病認定医・専門医になってから、既存の考え方にとらわれず、何とか効率的に歯周病を治すことができないか、歯周病の再発を防げないかを模索してきました。
専門医取得の過程では、外科的な手術を伴う治療を中心に数多くの症例を経験することが必要とされており、私自身も外科的なアプローチが正しいと信じて多くの患者さんに手術を行ってきました。しかし、手術は患者様の苦痛が大きいにも関わらず、治療後再発してしまうということも珍しくありませんでした。
もっと患者様の苦痛が少なく、しかも再発しにくい治療はないかと模索していたところ、国際歯周病内科研究会の方達と出会いました。ここでは、手術をせず、位相差顕微鏡検査によって原因細菌を確認し、抗菌薬と抗真菌薬の併用を中心とした内科的アプローチを勧めていました。
先述しましたが、国内外に歯周病に関する様々な学会や研究会が存在し、どのグループも歯周病を克服すべく日々治療方法を進化させており、それに伴い、様々な器械や薬剤も開発されています。
私はこれらの様々な学会や研究会に所属させて頂き、それぞれの考え方や治療方法を学び、必要な器械や薬剤も導入してきました。
どの治療方法も効果はあり、どの方法が正しくどの方法が間違っているというわけではありません。
ただ、どれか一つの考え方や方法で、すべてが解決するわけではありませんでした。
私達が求めてきた治療方法は、患者さんにできるだけ安全で苦痛が少なくなおかつ効果が高い治療方法です。そして難しい言われる再発を防止し、長く良い状態を維持することのできる方法です。
それぞれの治療方法を組み合わせながらできるだけ理想の治療に近づけるように日々研鑽してきました。
具体的には、従来の歯周病治療に内科的アプローチも取り入れ、さらに安全で効果の高いと言われる機能水(パーフェクトペリオ水)の使用、レーザー治療、オゾン治療、マウスピースで除菌する3DS治療も取り入れ組み合わせていきました。
そのような取り組みをする中で、私達と同じような考え方で、効果の高い治療方法を組み合わせ統合させ、さらに私達よりも完成度の高いプログラムを実践している方達に出会いました。そのプログラムというのが、できるだけ再発が少なく、より自然に近い状態を維持することまで考えられたTHP(トータル・ヘルス・プログラム)だったのです。
歯周病は自覚症状が現れるのはかなり重症化してからのことがほとんどです。原因は症状が現れる随分前から存在しているのですから、その原因を未然にコントロールすることが重要です。そしてその原因を調べるためには、検査の精度が必要になります。
また歯周病治療を行う上で重要で難しいことは、一時的ではなく長期的に良い状態を維持していくことです。その達成のためには、精度の高い臨床検査が必須となります。
THPでは、検査精度が高いことが従来の歯周病治療(保険治療)との大きな違いの一つです。
それにより、質の高い治療と管理ができるようになるからです。
検査をすることで症状がある場合はもちろん、症状が無い場合でも、歯周病の原因や身体への影響が見える化され、私達と患者さんとが現状の共通認識を持てるようになり、明確な意志をもって治療にあたることができます。
このことは、想像以上に治療や管理の結果に大きな影響を与えています。
従って院内での検査精度向上や統一化が歯周病治療と管理の精度を決めるといっても過言ではありません。
当院では、臨床検査の充実化を図っています。歯垢を位相差顕微鏡で観察したり、唾液や歯肉からの浸出液の検査により細菌を遺伝子レベルで調べ特定したり、血液検査により歯周病の身体への影響やを検査したりしています。その他、歯周病を治す力に関わる内科的な問題を調べる検査も充実してきています。(オリゴスキャン、乳酸菌マッチング検査、高感度CRP検査、腸内フローラ検査など)このようにTHPでは、検査精度が高いことが従来の歯周病治療(保険治療)との大きな違いの一つです。それにより、質の高い治療と管理ができるようになるからです。
プラーク:細菌の塊を除去(原因除去)
歯石を除去(真の原因ではない)
位相差顕微鏡検査
細菌遺伝子検査
善玉細菌(乳酸菌)移植
歯ブラシによる歯垢(プラーク)の除去
従来の外科的手法を用いた歯周病治療に代わり、歯肉を切らずに、安全に痛くなく、早く治すことのできるTHP(トータルヘルスプログラム)による歯周病治療が注目され始めました。THPは様々な歯周病治療の良い部分が組み合わされており、現在国内で受けられる歯周病治療の中で、私の知る限り最も安全で苦痛がなく、かつ効果の高い方法だと感じています。今までも、恐らくこれからも、歯周病治療というのは、歯周病菌のコントロールというのが主要な焦点だと思いますが、歯周病の発症・進行は、患者様ご自身の免疫力や咬み合わせも大きく関わります。免疫力が高ければ、歯周病は発症、進行しません。
しかしこれまで、免疫力の向上については、重要だとされているものの、多くの歯科医院では、そのための具体的な取り組みはほとんどされていないのが現状でした。
当院では、食事療法や漢方薬による治療、さらにオゾン血液療法などの点滴療法、バイオレゾナンス療法、腸内フローラ(腸内細菌叢)の改善など、免疫力の向上に対しても積極的に取り組んでいます。
歯周病でお悩みの方がより安心して当院へお越しくださることができるように内科も併設していますので、持病のある方にも安心して受診して頂けますし、必要があり希望される方には全身を見据えた治療を連携して行うことも出来ます。
また、当院は咬み合わせ治療の認定医院(顎咬合学会)でもあります。
それだけでも素晴らしい方法であるTHP(トータルヘルスプログラム)に、当院が長年培ってきた咬み合わせ治療や免疫力に関わる医科歯科連携治療をさらに組み合わせることで、ようやく納得のできる歯周病治療プログラムが完成したのではないかと感じています。
ただ、これからも歯周病治療は進歩し続けると思います。
更なる理想の治療を目指してこれからも努力していくことが私達の使命です。
医科歯科連携治療を行うことで、歯周病に対する免疫力向上、全疾患の治療、
コントロール(糖尿病などは歯周病と関連します)を行います。
歯肉を切っても歯周病は治りません。 薬を飲むだけでも歯周病は治りません。
患者様の状態を見極めて、徹底的に原因菌を除去する治療方法と免疫力を高める治療を組み合わせてこそ、
痛くなく根本治療をすることができます。 早期に治療すればするほど、完治が見込めます。
重度歯周病の方はもちろん、少しでも歯周病についてご心配のある方は是非一度当院にご相談ください。
平成元年歯科医師国家試験合格後
日本歯周病学会 所属
「外科的療法」を習得
国際歯周内科研究会 所属
「薬で治す歯周病(内科的治療)」
を導入
日本化学療法学会 入会
【3DS:ペリオプロテクトコース医院単位】で受講詳しく見る